一枚のデニム生地が完成するまでには数多くの工程を経ています。綿花の選定から最終検査まで、各工程で職人の技術と判断が品質を左右します。
製造工程の全体像
綿花 → 紡績 → 整経 → 染色 → 糊付け → 織布 → 整理加工 → 検反 → 出荷
1. 原綿(綿花の選定)
デニムの風合いは原料で決まります。アメリカ綿、ジンバブエ綿、オーガニックコットンなど、目的に合った原綿を選びます。繊維長、撚りやすさ、油分の量によって、最終的な手触りと色落ちの方向が変わります。
2. 紡績(糸をつくる)
原綿を開繊・梳綿して繊維を整え、撚りをかけて糸にします。リング紡績は滑らかで強い糸、オープンエンド紡績はドライでザラッとした風合いになります。
3. 整経(せいけい)
数百〜数千本の経糸をビームに巻き取り、織機にかける準備をします。
4. 染色
デニムの色を決める最も重要な工程です。ロープ染色では糸をロープ状に束ねインディゴ染料に繰り返し浸漬します。芯まで染まりきらない「芯白」構造がデニム特有の色落ちを生み出します。
5. 糊付け(サイジング)
染色された経糸に糊を塗布し、織機での摩擦や張力に耐えられるよう強度を持たせます。
6. 織布
経糸(インディゴ染め)と緯糸(白糸)を交差させて生地を織ります。シャトル織機は低速ですがセルヴィッジ(耳)が自然にでき、ふっくらとした風合いが特徴。広幅織機(エアジェット等)は広幅で大量生産向きです。
7. 整理加工
織り上がった生機に毛焼き、糊抜き、防縮加工(サンフォライズド)、起毛などの仕上げ処理を施します。
8. 検反(けんたん)
完成した生地を巻き出しながら傷・汚れ・織りムラを検査します。品質管理の最終関門です。
9. 出荷
検反を通過した生地は所定の長さに裁断・梱包され、お客様のもとへ届けられます。
納期について
綿花から生地になるまで早くても数週間、別注品では数ヶ月かかります。特にセルヴィッジデニムはシャトル織機の生産速度が遅く、納期に余裕を持った計画が必要です。
ALLBLUE の役割
ALLBLUE は、これらの工程それぞれに信頼できるパートナーを持ち、企画意図に応じて組み合わせを設計しています。どの綿を、どの紡績で、どの染色方式で、どの織機で織るか——その選択の積み重ねが、最終的な一反の表情になります。
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